2008年12月01日

ウィリアム・C・テイラー&ポリー・ラバール 「マーベリックカンパニー」

草の根イノベーションについては誤った解釈をし、それが誤った説明につながる恐れがある。・・・PtoPのコラボレーションの大半は、強烈な(そしてあくまで個人的な)“競争心”が原動力となっているp105
最高の人材が金では動かない。どんな分野においても最高の人材は情熱で動くのですp120
イノベーションとはネットワークのことなのです。重要なのはつなげていくことなのです。p125

「ここまでくると選択肢の多さは消費者を自由にするのではなく疲弊させてしまう」p172
私自身は完全を追い求める人間ですが、店に関しては“不完全”な部分を大切にしています。それが私たちに魅力となっているのです。p178


ウィリアム・C・テイラー&ポリー・ラバール マーベリックカンパニー 最新.png

常識の壁を打ち破る超優良企業、マーベリック・カンパニーを紹介し、
21世紀のビジネスプランとして有効な洞察とケーススタディを学ぶことが出来ます。

「自分の会社が明日、廃業することになれば、誰がいちばんそれを惜しんでくれるのか?それはなぜか?」
その問いに明確に答えることが出来る、個性的な型破りな目的意識を持っている会社は非常に少ないのではないでしょうか?
ありきたりのビジネスモデルでやってみようと思い、事業をはじめる人はほとんどいないでしょう。しかし、多くの会社はいつしか同じような会社になっていってしまっているのが現状です。
個人が抑圧されることが多い現状を打破するためにも、今の時代だからこそ出来る個人の潜在能力を引き出す素晴らしい会社が創出する必要があります。

イノセンティブを率いるダレル・キャロルは未来のリーダーシップについて語っています。
「古典的なアメとムチのアプローチはもはやリーダーの手法として通用しません。」
「この新しい世界で魅力あるリーダーになろうとするなら、誰よりも透明性のあるリーダーになることです。全員が得をする方法を編み出すリーダーが勝者となるのです。ゼロサム的な考えのリーダーは、何も手に入れることができないでしょう。」

新しい時代において、理想のリーダー像が変わってきていることも決して忘れてはならないのです。




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2008年11月30日

ニコラス・G・カー 「クラウド化する世界」     

今日の我々もまた、画期的な変化のただ中にあり、その変化は、電気の場合とよく似た筋道をたどうろうとしている。1世紀前に発電で起きたことが、現在、情報処理で起きているのだ。P13
我々がウェブのシナプスなのだ。我々がより多くのリンクをクリックして、ページを見て、処理して、それも早ければ早いほど、ウェブはより多くの知的情報を収集して、より多くの経済的価値を獲得して、より多くの利益を生み出す。p274
我々は意識は気薄になり、鈍化していくだろう。我々が作っている人口知能が、我々自身の知能になるのかもしれないのだ。p275
すべての技術的変化は、世代の交代である。新しい技術の最大限の力と重要性が発揮されるのは、その技術とともに育った人たちが大人になって、時代遅れの親世代を脇に追いやるようになってからだ。旧世代が世を去るにつれて、新技術が登場した時に失われた事物の記憶も失われ、獲得されたものの記憶だけが残るのだ。p279


ニコラス・G・カー クラウド化する世界 new.png

大きく変化するITの現状を簡潔にわかりやすくまとめてくれています。IT産業の現状を電気産業の発展と重ね合わせ、これから広がる未来についての予測をしてくれています。
現状を俯瞰する上では最適な本だと思います。
セールスフォースが、PaaSという概念を発表し、アマゾンが、Amazon Web Serviceを提供しているように、ストレージ・キャパシティやコンピューティングパワー、セキュリティ環境までもウェブ上で提供される時代となっています。
ウェブベースに総置き換えされることもはないかもしれませんが、大きく世界は変わろうとしています。この潮流により、企業のビジネススタイル・組織形態も大きく変わっていくのではないでしょうか。




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小林雅一 「神々のweb3.0」

私は「集合知は機能する」と強く信じている。問題は「機能するか、しないか」ではなく、「さまざまな状況に集合知をどう適応させるか」という点にある。・・・web2.0の本質は、「これこれ、しかじかのビジネス環境において、我々(企業)はユーザーから、どのようにして学べばいいのか」という姿勢なのだ。P360
多くの人達が、P2Pをファイル共有と同一視して、海賊版などの問題から、「あれはもう終わった」と誤解している。しかしSkypeのように、そうした面倒な問題とは無縁の、新種のP2Pアプリケーションが生まれている。スカイプは集合知の活用において新境地を開拓した。p369


小林雅一 神々のwb3.0.png

PCでのサービスはSNSをはじめ、vertual空間での過ごす時間が増えています。「ソーシャル・グラフ」のようなサイバー空間に移植された人間関係を解析することで、新しいビジネスモデルを生み出していこうという流れがあります。仮想空間の内側に深化していくことを考えると、一時ブームになったメタバース(3D仮想空間)はまだまだこれからでしょう。
一方、mobileは、realな世界と結びつきのあるサービスが多いのが特徴です。vertualからrealの逆流がメインであり、現実世界にある「さまざまなもの」から発信するデーターをもとにサービスが創出される流れが起きています。
現時点で、ユビキタス社会へ一番近いのはmobaile大国である日本なのかもしれません。






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渡辺弘美 「ウェブを変える10の破壊的トレンド」

日本からはなぜ米国のように次々と破壊的トレンドにつながるテクノロジーやサービスが生まれてこないのかという疑問が提起される。・・・私は、あえて「エンジニアを信頼する環境」が日本に足りないのではないかと言いたい。企業がイノベーションのジレンマに陥る原因が、企業規模と既存の最重要顧客であるならば、現在の顧客や市場のバリューチェーンから外れた組織を社内に設け、破壊的トレンドを創造するエンジニアたちを信頼し、彼らに最適の環境を提供すべきと思う。P215.216


渡辺弘美 ウェブを変える10の破壊的トレンド 最新.png

先日、mixiがAPIを公開することを発表しましたが、これによりmixi向けのアプリケーション競争が起きるでしょう。国内のSNSも次のフェーズに行くのでしょうか。
米国では、2007年の5月にfacebookが、アプリケーション(ウィジェット)の開発に向けてAPIをオープン化してから、今では5000以上のアプリケーションが増えています。人気に慌てたMySpaceが遅れてオープン化戦略を追随し、巨大な広告マーケットになりうるSNSのオープン化戦争にgoogleが黙っているわけもなく、個々のSNSが提供してきたAPIを共通化するオープンソーシャルプロジェクトを発表したという経緯がありました。
ユーザーが、SNSのページ上にウィジェットを張り付けてくれれば、潜在的な顧客と「ダイレクト」な関係が構築できることもあり、非常に注目です。

BBwatch参照
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/special/24047.html





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2008年11月29日

久本 憲夫・玉井金五 「社会政策1 ワーク・ライフ・バランスと社会政策」

人類の歴史上例がないほどの速さで変化する世界の社会,経済,技術情勢。仕事の本質は生産から情報,サービス,そして知的生産へと変化。また,テクノロジーの発展は私たちの働き方を根本から変え,新しい技術と環境に見合った新しい働き方が急務になってきています。 このように激変する昨今,グローバル競争の中で存続するためには,さまざまな変化に柔軟に対応しながらコスト削減と生産性向上を同時に達成することが不可欠です。 しかし,私たちがこのようなIT革命の時代に住んでいるにもかかわらず,多くの企業は戦後に開発された人事・管理制度や仕事のやり方を変えていません。当然のように従来のシステムは新しいビジネス環境に対応できず,抜本的な改革を必要としているのです。 海外の優良企業は価値のある資源,人材の有効活用をはかるワーク・ライフ・バランスの取り組みを積極的に行い,激しい変化と競争の中,企業を成功に導きました。 先進国ではワーク・ライフ・バランスの取り組みの効果として優秀な人材の確保と定着,生産性,顧客満足度,業績,そして社員のモラールの向上など,さまざまな統計がその企業メリットを証明しています。Appassionata参照


久本憲夫・玉井金五 ワーク・ライフ・バランスと社会政策.png

終戦後からの雇用形態の変化について追ってみました。雇用形態は、景気の変動や国外からの意向にも大きく左右されます。
近年は、ワーク・ライフバランス論についても活発に議論されています。労働生産性が主要国7カ国の中で最下位の日本において、十二分に議論が必要な内容でしょう。
「ワーク・ライフバランス」は、「働きながら責任や成果や要望を果たせる環境作り」です。
働くだけで良かったものが、それ以外に同時にいろいろなことをすることにつながります。
自分がどうしたいのか?何がしたいのか?と突き詰め考えることが求められ、難しい目標設定が必要な世界です。
自身と向き合う時間が多くなることで、自分の役割が見えてくることにつながるかもしれません。

参照
Appassionata
http://www.worklifebalance.co.jp/index.html
パック・ジョアンスックッチャ interview
http://www.koushinococoro.com/magazine/iv_28_01.htm

ワークライフバランス.jpg





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平野敦士カール 「1の力を10倍にするアライアンス仕事術」

自分の目的を提示し、同じ方向を向いている人を、かかわり方はどうであれ巻き込んでいく。そうして自然発生的に、「実現を助けてくれる人」を集めていくのが“アライアンス”という発想なのです。P34
個人や一つのプロジェクトでも、プラットフォームをつくり、アライアンスを広げていったものが成功する時代はすでにやってきています。p41


平野敦士カール 1の力を10倍にするアライアンス術.png


自らの力を数倍にする、個人がアライアンスを広げる方法について述べています。
近年は、情報過多の時代とさけばれ、溢れる情報の中、情報の取捨選択が求められます。
一方、自身に必要のない情報の活かし方を考え、周囲の仲間のテーマを意識し、必要とされる情報を送り合い、個々が深めた内容について定期的に意見交換するという関係を築ければ、ネットワーク全体の質を大きく向上させることにつながるでしょう。








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田坂広志「プロフェッショナル進化論」

これから、すべてのプロフェッショナルが「シンクタンク機能」を持てるようになる。その結果、すべてのプロフェッショナルは、「個人シンクタンク」へと進化していく。
「シンクタンク機能」とは、実は、いま多くのビジネスパーソンやプロフェッショナルが、日々の仕事において求められている、大切な役割なのである。 p16.17


プロフェッショナル進化論.png


これからの社会において個人がどのように生きていくべきかを教えて下さる良書。情報発信が簡単になった現在、webを使うことで多くの人とつながることが出来ます。
大学生の就職活動では、blog枠を設ける企業もあらわれ、学生がblog上でラブコールを送ったら企業担当者から連絡が来た等の話しも聞きます。
今後は、情報発信が、仕事等、新しいご縁に結びつくこともあるでしょう。
情報発信の方法論について学びたいと考える人も増えていくのかもしれません。




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2008年11月26日

オリ・ブラフマン、ロッド・A・ベックストローム ヒトデはクモよりなぜ強い  21世紀はリーダーなき組織が勝つ    

最高の知識や情報は、組織の端のほうに存在することが多い。p222
もし本当に分権型組織を変えたいと思ったら、最良の戦略は、メンバーのもつイデオロギーを変えることだ。p226
分権型組織は確かに、一見、ごちゃごちゃしていて秩序がなさそうに見える。しかし、こうした組織の可能性を正しく評価すると、初めは乱舞のきわみのように見えたものが、今まで地球上に現れた中でも、もっとも力強い勢力だと気がつくのだ。p228


ヒトデはクモよりなぜ強い−21世紀はリーダーなき組織が勝つ.png

分権型組織をヒトデ、中央集権型組織をクモにみたてると共に、様々な民族や企業を例に挙げ、組織の動向について述べています。
分権型組織は無秩序のように見え、しぶとく力強い組織といえます。時の息吹を感じる一方、中央集権型の組織がすぐに大きく変わることはないでしょう。
様々な企業が「Enterprise2.0」と称されるweb2.0の技術と思想を自社の情報システムにじょじょに取り入れ出しています。
それに伴う組織形態の変化も注目です。


















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2008年11月24日

本田哲也「その1 人が30万人を動かす  ‐影響力を身につけるインフルエンサーマーケティング」      

インフルエンサーの出現によって、消費者の情報収集や購買行動は変わりつつある。消費者は企業の広告ではなくインフルエンサーの言葉に耳を傾け、企業もマーケティング活動によってインフルエンサーの存在を意識せざるを得ない。従来のようなマス広告一辺倒のマーケティングは終焉をむかえようとしている。 
P&Gの成功例では、1人のインフルエンサーのから発信された情報が40万人近い人の母親の認識を変えたと想定される
P2.3


本田哲也 その一人が30万人を動かす.png

インフルエンサー(影響力を及ぼす人や事物。世間に大きな影響力をもつ人など。※はてなキーワード参照)

企業のマーケティング活動においてインフルエンサーの存在は決して無視できなくなっています。
大切なのは、あくまで自然にインフルエンサーの方々に広めたいと思って頂くことです。意図的にコントロールしようとするのでは、良い効果は決して望めないでしょう。
権力や交渉で動かされるのではなく、社会に対し同じ思いを持った仲間としての信頼を感じることが出来るからこそ、心からの協力したいという感情が芽生えるのではないでしょうか。




ブルーカレント・ジャパン
http://www.bluecurrentprjapan.com/index.html



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バリーリバート、ジョンスペクターほか 「クラウドソーシング−隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法」

コンピュータ‐をはじめ携帯電話やipodやインターネットによって、私たちはいよいよ個別具体的で独立した存在になってきている。インターネットによって、働く人の人々は確かに個別的な存在になったが、共同作業に基づくコミュニティもつくることになった。
言い換えれば、通例の仕事生活からは以前より遠ざかるようになったが、といって、それほど広い世界の人とつながったわけではないということになる。
ガートナー社のような専門企業は、そうした進歩によって今後10年のあいだに仕事の質は大きく変わると予想している。社員達は、インフラや資源を企業に依存しなくなり、独自の作業空間から無形の労務を提供するようになる。また、助言や情報やベスト・プラクティスを得るのに、人々(多くは企業に属さない人たち)のネットワークを頼るようになる。p184


図5.png


「群衆の智恵」wisdom of crouds
「集合知」collective intelligence

ごく限られた専門家や研究者、一人の天才がイノベーションを起こすだけではなく、多くの人々が、自らの知識や知恵を提供することによってイノベーションが起こす世の中が近付いています。
本著は、クラウドソーシングの豊富な事例を取り上げわかりやすく説明しています。個人が、製品開発、マーケティング、マネジメント等、様々なことに自然と関わることで、新たな変化を引き起こしています。
次なる企業の問題は、集合知が「機能するか否か」ではなく、「どのように機能させていくか?適応させるか?」という部分になります。
個人(ユーザー)からどのようにして学べばよいのか?その視点は忘れてはいけません。







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2008年11月21日

大前研一 「サラリーマン再起動マニュアル」

新大陸で勝ち残る企業の多くは、プロジェクトベースの組織が主流になるだろう。なぜなら新しいものを生み出していくためには、マンネリ化しやすいピラミッド組織ではなく、変化に柔軟かつ素早く対応できるプロジェクト・ベースが適しているからだ。P22
ビジネス新大陸時代の企業は、会社の業務を全部分析してセキュリティが非常に要求されるものとそうでないものとに分け、通勤の負担は軽減するものの基本的に午前9時から午後5時まで仕事をしなければならない在宅勤務、通勤はするけれども出勤時間は自由なフレックスタイム、成果だけを出せばよい契約社員、セキュリティがさほど重要でない業務については海外も含めたコストの安いアウトソーシングなど、多様な雇用形態があってよいのである。p227


大前研一 サラリーマン再起動マニュアルよりhayatoまとめ.png


大前さんは、2009年を「AG25年」と表しています。「AG」とは、「アフター・ゲイツ」、ビルゲイツ率いるマイクロソフトの「ウインドウズ」ver1が誕生した1985年に幕開けした新世紀とであり、世界はこの年を境に大きく変わったとしています。
そして、その新時代の中、ビジネス新大陸に適応したネットワーク型の組織に転換していくために、セキュリティに注意を払った上で様々な雇用形態を選び組み合わせることの大切さを伝えてくれます。
Panasonicの「e-work」をはじめ、今後、このような取組みは増加すると思います。
新しいものを生み出すことが求められる中、プロジェクト・ベースの組織の動きが注目されていますが、それと合わせ動向を追っていこうと思います。





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2008年11月20日

「これから何が起こるのか」田坂広志

「web2.0革命」の時代には、誰が、その「開発支援」のビジネスモデルを担っていくのか。
このビジネスモデルは、本来、「顧客主導」のビジネスモデルであるため、これまでの企業文化を考えるならば、大企業がそれを担うことは難しいでしょう。従って、こうした「メタ・プロシューマ」の役割は新たに市場に参入したベンチャー企業が担うことが一つの選択肢です。しかし、「メタプロシューマー」の役割は、かならずしも企業である必要はありません。その役割は、「消費者中心」や「生活者支援」を理念として揚げたNPOやソーチャル・ベンチャーが担うことも考えられるのである。いや、さらには、「アルファ・ブロガー」のようなウェブ上での影響力のある個人が、「ギャザリング」などのビジネスモデルを進化させる形で、この「メタ・プロシューマー」の役割を担うことがあるでしょう。  P162.163


田坂広志 これから何が起こるのか−我々の働きかを変える「75の変化」.png

web革命の初期、「これから市場で何が起こるのか」との問いに対して、多くの人は「Middleman will die.」(中間業者は死に絶える)
と答えていました。多くの中間業者が淘汰された一方、「顧客中心市場」では、新たな中間業者が生まれ、それは柔軟に形を変えながら進化をし続けています。
本書に書いてある「メタ・プロシューマー」。それは、僕らのような個人が様々なことに参加できる近い未来の可能性を伝えてくれます。

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2008年09月15日

「さぁ才能に目覚めよう」  マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン

「さぁ才能に目覚めよう」 
マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン

「弱点に厳しい眼を向け、それを克服しようと努力することもときには必要だが、結局のところ、失敗を回避する助けにしかならず、すぐれた成果を収める助けにはならないということだ・・・強みを把握し、育てて、初めてすぐれた成果を収めることが出来るのである。」
「批判は、「何かを破壊したり、打破したり、屈服させたりするときには有益な力を持つが、何かを築こうとするときには害にしかならないと」と。」
p186


自らの強みを中心に据えて築く人生を行うために手助けをしてくれる本。
将来目指す目標のために足らないスキルを補うことに意識が向いてしまったことがあります。
弱みに捉われると、一つの弱みを補うとまた新しい弱みが見えてきます。いつもでも挑戦の準備は調いません。
自分に足らないものがあるならば、得意とする人に補ってもらえば良いのです。自分の強みを生かし、弱みは目立たぬよう助けてもらう。そう割り切ることでとても楽になります。


最上志向

優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みはあなたを魅了します。真珠を追い求めるダイバーのように、あなたは強みを示す明らかな徴候を探し求めます。生まれついての優秀さ、飲み込みの速さ、一気に上達した技能――これらがわずかでも見えることは、強みがあるかもしれないことを示す手がかりになります。そして一旦強みを発見すると、あなたはそれを伸ばし、磨きをかけ、優秀さへ高めずにはいられません。あなたは真珠を光り輝くまで磨くのです。このように、この自然に長所を見分ける力は、他の人から人を区別していると見られるかもしれません。あなたはあなたの強みを高く評価してくれる人たちと一緒に過ごすことを選びます。同じように、自分の強みを発見しそれを伸ばしてきたと思われる人たちに惹かれます。あなたは、あなたを型にはめて、弱点を克服させようとする人々を避ける傾向があります。あなたは自分の弱みを嘆きながら人生を送りたくありません。それよりも、持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。その方が楽しく、実りも多いのです。そして意外なことに、その方がもっと大変なのです。

親密性

親密性という資質は、あなたの人間関係に対する姿勢を説明します。 簡単に言えば、親密性という資質によって、あなたは既に知っている人々とより深い関係を結ぶ方向に引き寄せられます。あなたは必ずしも未知の人たちと出会うことを避けているわけではありません――事実、知らない人と友人になるスリルを楽しむような他の資質を、あなたは持っているかもしれないのです――しかし、あなたは親しい友人のそばにいてこそ、大きな喜びと力を得るのです。あなたは親密であることに心地よさを感じます。一旦最初の関係ができあがると、あなたは積極的にその関係をさらに深めようとします。あなたは彼らの感情、目標、不安、夢を深く理解したいと思っています。そして、彼らにもあなたを深く理解してもらいたいと願っています。あなたは、このような親密さがある程度の危険性を含んでいることを知っています――あなたは利用されるかもしれないのです――しかし、あなたはその危険性を解かった上で受け入れます。あなたにとって人間関係は、それが本物である時のみ価値を持ちます。そして、それが本物であるかどうかを知る唯一の方法は、相手に身を委ねることです。互いの気持ちを共有すればする程、お互いの危険性も大きくなります。お互いの危険性が大きくなればなる程、自分たちの意思が本物であることを、よりはっきりと証明できるのです。これらが真の友情を築き上げるための一つひとつのステップであり、あなたはそのステップを喜んで進んで行きます。

ポジティブ

あなたは人をよく誉め、すぐに微笑みかけ、どんな状況においても常にポジティブな面を探します。あなたのことを陽気と言う人もいます。あなたのように楽天的になりたいと思う人もいます。しかし、いずれにしても、人々はあなたの周りにいたいと思います。あなたの熱意は人に伝染するので、あなたの近くにいると彼らには世界がより良いもののように見えてくるのです。あなたの活力と楽天性がないと、人は、自分の毎日は同じ事の繰り返しばかりで単調であるとか、最悪の場合、プレッシャーを重く感じてしまいます。あなたは、彼らの気持ちを明るくする方法を必ず見つけます。あなたはどんなプロジェクトにも情熱を吹き込みます。あなたはどんな進歩も祝福します。あなたはどんなことでも、よりエキサイティングで、より生き生きとしたものにする方法をたくさん考え出します。一部の懐疑的な人たちは、あなたの活発さを否定するかもしれませんが、あなたはめったにそれに引きずられることはありません。あなたの積極性がそれを許さないのです。あなたは、生きていることは素晴らしいという信念、仕事は楽しいものにできるという信念、どのような障害があろうと人は決してユーモアの精神を失ってはならないという信念から、どうしても逃れられないのです。

着想

あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか? 着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。他の人たちはあなたのことを、創造的とか独創的とか、あるいは概念的とか、知的とさえ名付けるかもしれません。おそらく、どれもあてはまるかもしれません。どれもあてはまらないかもしれません。確実なのは、着想はあなたにとってスリルがあるということです。そしてほとんど毎日そうであれば、あなたは幸せなのです。

責任感

あなたは責任感という資質により、自分がやると言ったことに対しては何でもやり遂げようという強い気持ちを持ちます。それが大きかろうと小さかろうと、あなたは完了するまでそれをやり遂げることに心理的に拘束されます。あなたの良い評判はそこから来ています。もし何かの理由であなたが約束を果たせない時、あなたは相手に対してそれを何らかの形で埋め合わせる方法を無意識に探し始めます。謝罪では十分でありません。言い訳や正当化は問題外です。あなたは埋め合わせが終るまで、生きた心地がしません。このような良心、物事を正しく行うことに対する強迫観念に近い考え、非の打ち所がない倫理観、これらがすべてあいまって「絶対的に信頼できる」という高い評判を生み出すのです。人が新しい責任を誰かに任せる時、まずあなたに目を向けるでしょう。あなたがその責任を必ず果たすことを知っているからです。人々があなたに助けを求めてくるとき――すぐにそうなるでしょうが――あなたは選ぶ目を持たなければなりません。進んで事に当たろうとするあまり、できる範囲以上に仕事を引受けてしまう場合もあるからです。



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2008年08月24日

「あなたの悩みが世界を救う!」 神田昌典

読書の仕方についてのエントリーを書きましたが、1・2年程前、初めて本に対する自分の姿勢をはっきりさせ、読書をした時の読書感想文を載せておきます。

・要旨
・感想
・提案

という順序で書いてあります。


図書要約と感想:「あなたの悩みが世界を救う!」 神田 昌典
                   
◆要旨
カリスマ経営コンサルタントの神田昌典さんが書いた本。
著者が、届いた189通の人生相談の手紙から、50通を抜粋し、問いに対し本音でぶつかり、答えていく内容。
著者は、届いた189件の相談を分類すると、50ぐらいの質問に集約できることから、悩みというものは、一人で悩んでいるように見え、皆が同じような悩みを抱えているため、個々の悩みは孤立したものではないと説き、悩みを乗り越えて、自分なりの解を得ることは社会全体にとっても最適な解につながるとしている

◆感想
私自身としては、この本を「著者の解決方法は、なぜこれほどまでに説得力があるのか?」という観点で読みました。相談者の立場から、カリスマ経営コンサルタントと称される著者の問題解決手法を分析することにより、 自己の問題解決能力を高めるための参考にしたいという動機です。
感想は2つです。
一つは、自分の持っている悩みに対し、違う観点で見、発想を転換されたアドバイスを頂くと妙に納得してしまうということです。「私が持っている悩みは●○です」ということに対し、「それはこういう考えもできるんだよ」と発想を転換され、そこに、その根拠を証明する経験からくる具体例を添えられると、まるで答えがあるかのように感じてしまいました。
二つ目は、著者は仮説が大胆ということ。
著者は限られた文章と年齢から相談者の人物像を推測しています。
数少ない情報で、悟ったようにこういう人物と決めつける人に対し、抵抗を覚える僕には、「仮説が誤っていた瞬間、相談者はがっかりしてしまうのでないか」と感じてしまいます。
しかし、仮説が正しかった場合、相手の信頼度は飛躍的に高まるのも事実であり、仮説の精度が重要なのかな、と感じました。
著者の場合、相手の頭の中を読むことに長けていると自負している点、経営コンサルタントとして様々な経験をしてきていることから、私から見て、大胆な仮説を出せるのかな、と感じます。

内容自体の感想としては、神田さんのコンプレックスから強みを見つけたという部分に共感しました。コンプレックスから神田さんのように人をよく観察し、頭の中を読むことを自然に意識している自分は神田さんと似ているところがあるのかもしれない、と勝手に思い、神田さんのようになれるのかもしれないと考え、明るい将来を想像しました。

◆提案
・問題を解決する際に、違う観点で見、発想を転換するという行為は、読書感想文で観点を意識することで鍛えられると感じました。
一つの本に対し、何人かのstaffが書いた読書感想文を読み比べるなどしたら面白いと思います。

・社内悩み解決ノウハウのまとめ
組織に在籍中、様々な事象が重なり、悩むことはあると思うが、その悩みはどこから生まれ、また解決した場合はなぜ解決したかをノウハウ化していくのも面白いかもしれません。一人の悩みの解決は、今後たくさんの人を助けるでしょう。

以上
「あなたの悩みが世界を救う!」
神田 昌典
ダイヤモンド社 

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