2008年11月30日

ニコラス・G・カー 「クラウド化する世界」     

今日の我々もまた、画期的な変化のただ中にあり、その変化は、電気の場合とよく似た筋道をたどうろうとしている。1世紀前に発電で起きたことが、現在、情報処理で起きているのだ。P13
我々がウェブのシナプスなのだ。我々がより多くのリンクをクリックして、ページを見て、処理して、それも早ければ早いほど、ウェブはより多くの知的情報を収集して、より多くの経済的価値を獲得して、より多くの利益を生み出す。p274
我々は意識は気薄になり、鈍化していくだろう。我々が作っている人口知能が、我々自身の知能になるのかもしれないのだ。p275
すべての技術的変化は、世代の交代である。新しい技術の最大限の力と重要性が発揮されるのは、その技術とともに育った人たちが大人になって、時代遅れの親世代を脇に追いやるようになってからだ。旧世代が世を去るにつれて、新技術が登場した時に失われた事物の記憶も失われ、獲得されたものの記憶だけが残るのだ。p279


ニコラス・G・カー クラウド化する世界 new.png

大きく変化するITの現状を簡潔にわかりやすくまとめてくれています。IT産業の現状を電気産業の発展と重ね合わせ、これから広がる未来についての予測をしてくれています。
現状を俯瞰する上では最適な本だと思います。
セールスフォースが、PaaSという概念を発表し、アマゾンが、Amazon Web Serviceを提供しているように、ストレージ・キャパシティやコンピューティングパワー、セキュリティ環境までもウェブ上で提供される時代となっています。
ウェブベースに総置き換えされることもはないかもしれませんが、大きく世界は変わろうとしています。この潮流により、企業のビジネススタイル・組織形態も大きく変わっていくのではないでしょうか。




posted by hayato at 10:42| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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